本格麦焼酎は、個性豊かな風味と深い味わいで、多くの焼酎ファンを魅了しています。
しかし、種類が多すぎて「どれを選べばいいの?」と迷うこともありますよね。
そこで今回は、焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子徹郎が選ぶ、2023年11月23日から2024年11月17日にかけて試飲した麦焼酎25銘柄の中から、とくのオススメの9銘柄厳選してご紹介します。
※「2023年オススメの本格麦焼酎12選!特徴・魅力や選び方をご紹介!」が2022年5月7日から2023年11月19日でに麦焼酎を実際に飲んで公開した記事だったので、2023年は2023年5月25日から飲んだ焼酎で選出しました。
この記事を通じて、麦焼酎の基礎知識として、その歴史や製造方法についても触れていきます。
さらに、麦の種類や蒸留方法の違いによる味わいの違いを知ることで、自分好みの一杯を見つける手助けになるでしょう。
続いて、麦焼酎の基本的な飲み方から、季節ごとに合わせた楽しみ方、さらにはカクテルにアレンジする方法も紹介していきます。
さまざまな角度から麦焼酎の魅力を味わい尽くすことができるでしょう。
この記事を通して、麦焼酎の初心者の方にも、長年の麦焼酎ファンの方にも新たな魅力をお届けできるはずです。
ぜひ、あなたにぴったりの麦焼酎を見つけて、その奥深い味わいと魅力に浸ってみてください。
━ このページの目次 ━
麦焼酎の基本を知ろう – 知っておきたい基礎知識
麦焼酎は、独特の香りと奥深い味わいで多くの人々を魅了しています。
しかし、その魅力をより深く楽しむためには、まずは基本をしっかりと理解することが大切です。
ここでは、麦焼酎の基礎知識についてわかりやすく解説し、麦焼酎の世界への理解を一段と深めていきましょう。
まずは麦焼酎の歴史から見ていきます。
麦焼酎はどのように誕生し、どんな背景を持っているのか。その誕生の物語を知ることで、麦焼酎がどれだけの文化的価値と伝統を持っているのかがわかるはずです。
続いて、麦焼酎が引き起こした第二次焼酎ブームについて触れます。
このブームによって麦焼酎がどのように人気を集め、焼酎全体の認知度が高まったのか。
その背景を知ることで、麦焼酎の魅力がさらに増すことでしょう。
最後に、麦焼酎の製造方法について詳しくご紹介します。
麦や麹、蒸留の方法など、味わいを決定づける重要な要素がどのように作用するのかをわかりやすく説明します。
製造工程を知ることで、麦焼酎の味わいの奥深さをより実感できるでしょう。
壱岐焼酎の歴史と魅力を探る
日本の本格麦焼酎のルーツは、長崎県の壱岐島にあります。
焼酎造りが始まったのは16世紀頃とされ、豊かな歴史が息づく土地です。
ここでは、壱岐焼酎の歴史や特徴、そしてその魅力に迫ります。
壱岐島は古くから海上貿易の重要拠点であり、蒸留技術もこの島に伝わったと言われています。
米の栽培が盛んだった壱岐では、米が年貢として納められたため、清酒よりも手軽な焼酎が好まれました。
そして、余った大麦を活用して焼酎を造るようになり、1791年(寛政7年)には「荒生の焼酎」という記録が残っています。
壱岐焼酎の特徴は、米麹と大麦を1:2の割合で仕込む独自の製法にあります。
この配合により、麦の香りと甘味が引き立つ仕上がりとなり、焼酎に豊かな風味が加わります。
さらに、壱岐焼酎は陶器や樫樽、タンクでの熟成を行い、まろやかで深い味わいを生み出しています。
その時に指定されたお酒は、ウイスキーはスコッチ・バーボン、ブランデーはコニャック・アルマニャック、ワインはボルドー・シャブリ・シャンパーニュ、焼酎は壱岐焼酎(長崎県)・球磨焼酎(熊本県人吉地方)・琉球泡盛(沖縄県)が指定されました。2005年(平成17年)12月には、薩摩焼酎の産地である「薩摩」、白山菊酒(清酒)の産地である「白山」の2ヶ所追加されたんですね。
壱岐焼酎の深い歴史や伝統、そして独自の製法で生まれる豊かな風味は、他にはない特別な味わいです。
壱岐焼酎を通して、日本の焼酎文化の奥深さをぜひ感じてみてください。
第二次焼酎ブームを牽引した麦焼酎の歴史と人気の理由
日本の焼酎文化の中でも、麦焼酎が特に注目を集めたのは、1970年代の第二次焼酎ブームの時期です。
ここでは、大分県が麦焼酎で名を広めた背景や、当時の代表的な銘柄について紹介します。
江戸時代の大分県では、清酒の製造過程で出る粕(お酒の絞りかす)を使った「粕取焼酎」が主流でした。
しかし、1951年(昭和26年)に「麦の統制」が撤廃され、これを機に二階堂酒造は本格的な麦焼酎の開発に乗り出しました。
1973年(昭和48年)、二階堂酒造は大麦麹を使った100%麦焼酎「大分むぎ焼酎 二階堂」を誕生させます。
この「二階堂」は、当時の健康志向の高まりとも相まって多くの人に支持され、麦焼酎ブームの幕開けを飾りました。
その後、三和酒類が「いいちこ」という銘柄を発表。
「下町のナポレオン」として親しまれるようになり、全国に麦焼酎の人気が広がりました。
このブームの最盛期には、需要が追いつかず市場での品薄状態が続くほどの人気を誇りました。
また、大分県が地域の特産品を推奨する「一村一品運動」を展開したことも、麦焼酎の知名度向上に貢献しました。
「二階堂」や「いいちこ」の成功が後押しとなり、大分の本格麦焼酎は全国的にその名を知られる存在となったのです。
第二次焼酎ブームで生まれた麦焼酎の人気は、今なお多くの人々に愛されています。
歴史とともに受け継がれてきたその味わいを、ぜひ一度味わってみてください。
麦焼酎ができるまでの製造プロセス – 特有の風味を生み出す秘密
麦焼酎がその独特の香りと風味を持つ理由は、その製造プロセスにあります。
ここでは、麦焼酎がどのように作られるか、各ステップごとにわかりやすく解説します。
STEP1:麦の選定と麦芽作り
最初に行うのは、焼酎の風味を決める重要な工程、麦の選定です。
麦の種類や産地によって風味が大きく異なり、焼酎の味わいにも影響します。
選ばれた麦は洗浄し、水に浸して発芽させることで、麦芽が作られます。
STEP2:糖化
次に、乾燥させた麦芽を粉砕し、糖化の工程に入ります。
糖化とは、麦芽の中に含まれる酵素が澱粉を糖に変えるプロセスのことです。
この糖が、後の発酵工程でアルコールを生み出す元となります。
STEP4:発酵
糖化が終わると、麦は水と麹と混ぜられ、発酵槽に移されます。
この発酵期間中に、麹の働きで麦焼酎の独特な風味が生まれます。
数日から数週間の発酵を経て、アルコールと香り成分が生成されるのです。
STEP5:蒸留
発酵が終わったら、次は蒸留の工程に移ります。
蒸留によってアルコールと水、その他の成分が分離され、アルコール度数が調整されます。
蒸留方法には単式と連続式があり、それぞれ異なる風味の焼酎が作られます。
STEP6:熟成
最後に、蒸留された焼酎をタンクや樽に移し、熟成させます。
熟成期間は数ヶ月から数年にわたり、この間に焼酎はさらに味わいを深め、まろやかさが加わります。
このような手間をかけて生み出される麦焼酎は、単なるお酒以上の奥深い味わいがあります。
それぞれの工程を知ることで、一杯の麦焼酎をより味わい深く感じられるでしょう。
麦焼酎選びのポイント :味わいと特徴で選ぶ
麦焼酎を選ぶときは、その味わいや特徴を知ることが重要です。
製造方法や原材料の違いから、さまざまな風味が生まれる麦焼酎。
ここでは、味わいの特徴をもとに、自分にぴったりの麦焼酎を選ぶポイントをお伝えします。
麦焼酎の味わいは、大きく分けて「甘み」「辛み」「香り」の三つに分類できます。
甘みは麦の自然な甘さが際立ち、やわらかな口当たりが楽しめます。
ほんのりとした甘さがあり、初心者にも飲みやすいのが特徴です。
辛みを持つ麦焼酎はスパイシーで力強い味わいが特徴の辛口タイプ。
しっかりした飲みごたえがあり、キリッとした後味が魅力です。
香り高い麦焼酎は、麦の香ばしさやフルーティーな香りが感じられ、飲む前から楽しめる芳醇な香りが特徴です。
香りを重視したい方にオススメです。
麦焼酎の味わいは、使用される麦の種類にも大きく影響されます。
たとえば、大麦を使った焼酎は、まろやかで穏やかな味わいが特徴です。
焼酎に奥深さと親しみやすさを求める方には、大麦を使った麦焼酎が合うかもしれません。
麦焼酎の製造にはさまざまな蒸留方法があり、選ぶポイントの一つです。
伝統的な常圧蒸留で作られた麦焼酎は、深みと複雑な味わいがあり、独自の個性が楽しめます。
一方、減圧蒸留で作られたものは、すっきりとした味わいが特徴で、飲みやすさを求める方にオススメです。
これらのポイントを知っておけば、麦焼酎を選ぶ際に何を重視するべきかがわかり、自分の好みに合った焼酎を見つけやすくなります。
ぜひ、自分に合った麦焼酎を見つけて、その奥深い味わいを楽しんでみてください。
味のバリエーションを知る
麦焼酎の魅力は、味のバリエーションが豊富であることにあります。
甘み・辛み・香りといった三つの主要な味わいがあり、これらを知ることで自分好みの麦焼酎を見つける手助けになります。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
甘み:麦の自然な甘さが生むやさしい味わい
麦焼酎の甘みは、麦そのものの自然な甘さから生まれています。
口当たりがやわらかく、初心者にも飲みやすいのが特徴です。
このタイプの焼酎は、麦の種類や蒸留方法によって繊細な甘さの違いが楽しめます。
とくに、低温で長時間発酵させた麦焼酎は、まろやかで深みのある甘さが引き立ちます。
辛み:力強くスパイシーな味わい
辛みのある麦焼酎は、スパイシーで力強い味わいが特徴です。
しっかりした飲みごたえを好む方にぴったりで、辛みは発酵や蒸留の過程で生まれる成分によって異なります。
麦の種類や製造方法によって、さまざまな辛さが楽しめるのも魅力のひとつです。
香り:麦焼酎ならではの芳醇な香り
香り高い麦焼酎は、飲む前からその香りを楽しむことができます。
香ばしい香りやフルーティーな香りなど、さまざまな香りが広がるのが特徴です。
とくに熟成された麦焼酎は、複雑で豊かな香りが感じられ、風味がさらに引き立ちます。
これらの味わいを知っておくことで、麦焼酎を選ぶ際のポイントが明確になり、自分の好みに合う焼酎を見つけやすくなります。
さまざまな味わいを飲み比べてみることで、麦焼酎の奥深さをより感じることができるでしょう。
麹の種類と味わいの違いを知る
麦焼酎の奥深い味わいをより楽しむには、「麹」が重要なポイントです。
麹は、米や麦に麹菌を生やして発酵させた原料で、麦焼酎の風味や香り、甘味に大きく影響を与えます。
ここでは、麦焼酎に使われる主な麹の種類と、それぞれがもたらす味わいについてご紹介します。
麴 | 味わい |
---|---|
米麴 | 米麹は麦焼酎に広く使われており、とくに「白麹」が主流です。 白麹を使った焼酎は、すっきりとした味わいと繊細な香りが特徴で、初心者にも飲みやすいとされています。 |
麦麴 | 麦麹を使うことで、焼酎に麦そのものの風味が強く反映されます。 クセが少なく、爽やかでスッキリとした味わいが特徴で、後味がさっぱりしているので、さまざまなシーンで楽しめます。 |
黒麹 | 黒麹は独特の深いコクと香りを持ち、甘味と旨味が際立つ麦焼酎が作られます。 食事とも相性が良く、豊かな味わいを求める方にオススメです。 |
黄麴 | 黄麹を使うと、酸味があり芳醇な味わいの焼酎が仕上がります。 黄麹特有のフルーティーな香りと、まろやかな甘い余韻が楽しめるので、少し変わった味わいを楽しみたい方にぴったりです。 |
麹の種類による違いを知っておくと、自分好みの麦焼酎を選ぶのが楽しくなります。
それぞれの特徴を比べながら、気になる味わいの麦焼酎を試してみてください。きっと、あなたのお気に入りが見つかるはずです。
麦の種類と味わいの違いを知る
麦焼酎の風味や香りは、原料となる「麦」の種類によって大きく異なります。
選ばれる麦のタイプが変われば、口当たりや風味も変わるため、これを知ることが麦焼酎選びのカギとなります。
ここでは、麦焼酎に使われる代表的な麦の種類とその特徴を紹介します。
麦焼酎の原材料としては、主に大麦が用いられます。
「二条大麦(大粒)」「六条大麦(小粒)」「はだか麦」がよく使われています。
大麦は二条と六条に分かれ、皮が剥がれやすいかどうかで「皮麦」と「はだか麦」に分けられます。
多くの麦焼酎は二条大麦を使いますが、原材料ごとの味の特徴は異なります。
各原料による味わいの違いは以下の通りです。
(※スマホで観覧の場合スワイプすると表が動きます。)
麦の種類 | 主な用途 | 素材の味わい |
---|---|---|
二条大麦 (大粒大麦) | 押し麦(麦飯)・ビール・焼酎 | 控えめな香りとクリアな味わいが特徴で、キレのある口当たりが楽しめます。 |
六条大麦 (小粒大麦) | 押し麦(麦飯)・麦茶・大麦面 | 香ばしい香りとしっかりしたコクが特徴です。 力強い風味が感じられます。 |
はだか麦 | 押し麦(麦飯)・焼酎・麦みそ | 二条大麦とは異なるまろやかな甘みとコクがあり、濃厚な味わいが楽しめます。 |
麦の種類による味わいの違いを知ることで、自分の好みに合った麦焼酎を見つけやすくなります。
また、さまざまな麦を使った焼酎を飲み比べて、その違いを楽しむのも麦焼酎の醍醐味のひとつです。
ぜひ、自分に合った味わいを探して、麦焼酎の奥深い世界を堪能してみてください。
蒸留方法とその特徴を知る
麦焼酎の風味や香り、口当たりは、蒸留方法によって大きく異なります。
蒸留方法の違いを知ることは、麦焼酎選びの重要なポイントとなります。
ここでは、代表的な二つの蒸留法「常圧蒸留」と「減圧蒸留」について、その特徴をわかりやすく解説します。
常圧蒸留 – 伝統の技法で深みのある味わい
「常圧蒸留」は、伝統的な蒸留方法です。常圧下、約100℃近くの温度で蒸留するため、焼酎の風味を最大限に引き出せるのが特徴です。
この方法で作られる焼酎は、コクがあり、豊かな香りと深みのある味わいが楽しめます。
しっかりした飲みごたえを求める方にぴったりの方法です。
減圧蒸留 – 軽やかで爽やかな味わい
「減圧蒸留」は、気圧を下げ、低温(約40℃~50℃)で蒸留する方法です。
この低温での蒸留により、軽やかな口当たりで爽やかな風味が生まれます。
減圧蒸留で作られる麦焼酎は、すっきりとした味わいが特徴で、飲みやすさを重視したい方にオススメです。
常圧蒸留と減圧蒸留、どちらも異なる魅力を持っています。
この違いを知っておくと、自分の好みに合った麦焼酎を選ぶのが楽しくなります。
また、異なる蒸留方法で作られた焼酎を飲み比べることで、麦焼酎の奥深さをさらに堪能できます。ぜひ、好みの風味を見つけてみてください。
麦焼酎の楽しみ方
麦焼酎は、その多彩な飲み方で初心者から焼酎愛好者まで楽しませてくれる魅力があります。
基本的な飲み方からアレンジまで、麦焼酎の深い味わいを引き出す方法はさまざまです。
まずは、ストレート、ロック、水割りといった基本の飲み方から楽しんでみましょう。
ストレートなら麦焼酎の本来の風味がしっかりと味わえ、ロックは氷によってまろやかさが加わります。
水割りではアルコールがやわらぎ、すっきりとした口当たりで飲みやすくなります。
また、すっきりとした麦焼酎はカクテルベースにも最適です。
リキュールやハーブ、スパイスなどと組み合わせ、自分だけのオリジナルカクテルを作るのも楽しみ方のひとつです。
さらに、季節ごとに飲み方を変えてみると、麦焼酎の味わいがまた違った表情を見せます。
夏は冷やして爽やかに、冬は温めて香りを引き立たせながら、四季折々の風味の変化を楽しんでみてください。
このように、麦焼酎にはさまざまな楽しみ方があります。ぜひ、あなただけの飲み方を見つけて、麦焼酎の奥深さを味わってみてください。
ストレート・ロック・水割り ・お湯割りで楽しむ基本の飲み方
麦焼酎の豊かな風味を楽しむためには、飲み方の基本を知ることが大切です。
ここでは、焼酎好きにはおなじみの「ストレート」「ロック」「水割り」の3つの基本的な飲み方についてご紹介します。
ストレート:焼酎本来の風味をそのまま楽しむ方法です。
ストレートは、温度や水を加えずにそのままの味わいを楽しむ方法です。
麦焼酎の個性がダイレクトに感じられ、風味や香りが豊かに広がります。
麦焼酎独特の香ばしい香りやコクを堪能したいときには、ストレートが最適です。
ロック:氷を入れて冷やして飲むスタイルです。
ロックは、焼酎に氷を入れて冷やしながら飲むスタイルです。
氷が少しずつ溶けることで味がまろやかになり、飲みやすさが増します。
辛口や香りが強い麦焼酎にはとくにオススメで、氷の量を変えることでお好みの濃さに調整できます。
水割り:水を加えることでアルコール度数を抑え、飲みやすくします。
水割りは、水を加えてアルコール度数を抑える飲み方です。
水を加えることで麦焼酎の風味が引き立ち、すっきりとした味わいになります。
食事と一緒に楽しみたいときには、水と焼酎の割合を「6:4」にするとバランスが良くオススメです。
これらの基本的な飲み方を試して、自分の好みに合った方法で麦焼酎の美味しさを満喫してみてください。
飲み方の違いによって広がる麦焼酎の奥深さをぜひお楽しみください。
※さらに詳しく本格焼酎の基本的な詳しい飲み方を知りたい方は「焼酎の基本的な6つの飲み方」の記事を参照ください。
カクテルで楽しむ麦焼酎
麦焼酎は、カクテル作りにもうってつけのお酒です。
麦焼酎の風味がカクテルに深みをもたらし、普段とひと味違う飲み方が楽しめます。
ここでは、麦焼酎を使ったカクテルの魅力と、人気のレシピをご紹介します。
麦焼酎ハイボール
シンプルながらも爽快感があり、麦焼酎の豊かな香りを引き立てるカクテルです。
レモンやシークワーサーを加えると、より爽やかな味わいになります。
ポイントは「焼酎:1、ソーダ水:2」の割合で割ることです。
【材料】
- 麦焼酎(お好みの濃さで)
- 炭酸水(焼酎の2倍量)
- 氷
- レモンやシークワーサーなど(お好みで)
【作り方】
- グラスに氷を入れます。
- 次に焼酎を注ぎます。焼酎の量は、アルコール度数を抑えたい場合は1部、濃い目が好きな場合は2部とします。
- 最後に炭酸水を加えます。炭酸水の量は焼酎の3部とします。
- ゆっくりとステアして混ぜます。
麦焼酎サングリア
フルーツと焼酎の香りが絶妙にマッチした、フルーティーなカクテルです。
時間をかけてじっくりとフルーツの甘みが染み込み、さわやかで飲みやすい味わいが楽しめます。
【材料】
- 麦焼酎: 40ml
- リンゴ: 1/8個
- オレンジ: 1/8個
- レモン: 1/4個
- グレープフルーツジュース: 90ml
- 砂糖: 10g
【作り方】
- リンゴ、オレンジ、レモンを適当な大きさに切ります。
- 切ったフルーツと麦焼酎、グレープフルーツジュース、砂糖を混ぜ合わせます。
- よく混ぜたら、冷蔵庫で数時間冷やします。フルーツのエキスが焼酎にしっかりと染み込むまで待ちます。
麦焼酎モヒート
ミントの爽やかさとライムの酸味が麦焼酎に溶け込み、清涼感あふれるカクテルです。
ミントや甘さの調整で、自分好みの味に仕上げられます。
【材料】
- 麦焼酎: 40ml
- ミントの葉: 5枚くらい
- ライム: 1/8個
- 砂糖またはシロップ: 適量
- 炭酸水: 90ml
【作り方】
- グラスにミントの葉と麦焼酎を入れます。
- ミントの葉を軽く潰し、ライムを絞ります。ライムの皮も一緒に入れると、さらに風味がアップします。
- 砂糖またはシロップで甘味をつけます。
- 次にクラッシュアイスを入れ、炭酸水で満たします。
- 適度にかき混ぜて完成します。
季節ごとの楽しみ方
麦焼酎は、一年を通じてさまざまな飲み方で楽しめるのが魅力です。
ここでは、季節ごとにぴったりな麦焼酎の飲み方を紹介し、四季折々の風味を満喫するアイデアをご提案します。
春:春は新鮮なハーブや柑橘類を使ったカクテルがオススメです。
春は、麦焼酎にハーブや柑橘を合わせたカクテルがよく合います。
新緑の季節には、ミントを使った麦焼酎モヒートや、レモンやライムを絞ったさっぱりとしたサワーがオススメです。
軽やかな味わいが春の陽気にぴったりです。
夏:暑い夏には冷たくて爽やかな飲み方が最適です。
暑い夏には、冷たくすっきりした飲み方が最適です。
氷をたっぷり入れて冷やした麦焼酎を、炭酸水やソーダで割ったハイボールスタイルが夏の定番。
秋:秋は麦焼酎の温かい飲み方を楽しむのがオススメです。
秋の夜長には、温かい飲み方で麦焼酎をじっくり味わってみましょう。
お湯割りやホットカクテルにすることで、麦焼酎のまろやかな風味が引き立ちます。
冬:寒い冬は麦焼酎の温かい飲み方でその魅力をさらに引き出します。
寒い冬には、麦焼酎のお湯割りが心も体も温めてくれます。
ホットカクテルもオススメで、冬の夜に心地よいぬくもりを添えてくれます。
四季に合わせた飲み方を取り入れて、麦焼酎の豊かな風味をさらに楽しんでみてください。
一年を通じて、麦焼酎の新たな魅力を発見できるでしょう。
焼酎と料理のマッチング提案
麦焼酎をさらに楽しむには、料理との組み合わせが欠かせません。ここでは、麦焼酎にぴったりな料理を紹介し、新しい楽しみ方を提案します。
爽やかな飲み口の麦焼酎は、刺身やサラダのようなさっぱりした料理とよく合います。
新鮮な刺身は焼酎の清涼感を引き立て、サラダは野菜のシャキシャキ感とともに、麦焼酎の軽やかな風味をいっそう楽しませてくれます。
コクのある麦焼酎は、焼き鳥や煮物といった味わいのある料理にぴったりです。
焼き鳥の香ばしさや煮物の旨味が、麦焼酎の奥深い風味と絶妙にマッチし、飲みごたえのある美味しさが楽しめます。
意外かもしれませんが、麦焼酎はチーズとも相性が良いお酒です。
とくにクリーミーなチーズと合わせると、麦焼酎の味わいがさらに引き立ち、より深みのある新たな風味が生まれます。
おつまみにチーズを添えて、ワインとはまた違った組み合わせを試してみてはいかがでしょうか?
料理とのペアリングで麦焼酎の楽しみ方はさらに広がります。
ぜひいろいろな組み合わせを試して、あなただけのお気に入りのペアリングを見つけてみてください。
料理との相性
麦焼酎は単独で味わうのも魅力ですが、料理と合わせることで、さらに新しい味わいが引き出されます。
料理とのペアリングを通して、麦焼酎の美味しさをいっそう深めてみましょう。
私は飲食店でのバイト経験と厨房での修業を通じて料理の技術を磨いてきました。
ここでは焼酎ソムリエ/焼酎焼酎コンシェルジュが趣味で研究した料理の中から、麦焼酎と相性の良い料理をご紹介します。
香ばしい料理 – 素材の風味が引き立つ組み合わせ
麦焼酎の辛口でスッキリとした味わいは、香ばしい料理との相性が抜群です。
たとえば、豚の野菜炒めや、かつおのガーリックステーキ、ささみのごま唐揚げなど、素材を香ばしく焼き上げた料理と合わせると、焼酎の爽やかさが引き立ちます。
鶏ももの山椒焼きや、長ネギと豚肉のさっぱり炒めも、香ばしさと清涼感が絶妙にマッチします。
味付けに工夫を凝らした料理 – 麦焼酎の香りと辛口を引き立てる
スッキリとした香りが特徴の麦焼酎は、風味の強い料理とも相性が良いです。
牛肉のカルパッチョやビーフステーキ、スペアリブステーキといった力強い味付けの料理と合わせると、焼酎のキレが引き立ちます。
鶏むね肉の和風コンフィや牛すじとこんにゃくの甘辛煮など、コクのある料理もオススメです。
味噌を使った料理 – 麦焼酎の豊かな香りを引き立てる
麦焼酎は香り豊かで、味噌を使った料理との相性も良いです。
たとえば、味噌田楽や鯖の味噌煮、ナスの梅味噌だれなど、味噌の風味がしっかりと感じられる料理と合わせると、焼酎の深みが引き立ちます。
鯵の味噌和えや豚ロース肉の味噌漬け焼きなども、焼酎の豊かな風味と相性抜群です。
中華・ベトナム料理 – 濃い味付けの料理に合わせて
濃い味の料理とも合う麦焼酎は、中華料理やベトナム料理ともよくマッチします。
八宝菜や餃子、酢豚、麻婆豆腐など、しっかりした味付けの料理に合わせると、焼酎のスッキリ感が料理の味を引き立てます。
揚げ春巻きやシュウマイなど、香り豊かなアジアン料理との組み合わせもオススメです。
料理との相性を楽しむことで、麦焼酎の魅力はさらに広がります。
ぜひさまざまな料理と合わせて、自分だけのペアリングを見つけてみてください。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュが実際に飲んでオススメする本格麦焼酎9選
焼酎ソムリエである金子徹郎が2023年11月23日から2024年11月17日にかけて試飲した麦焼酎25銘柄の中から、とくにオススメする9銘柄を選びました。
※おもそざ系は今年はゼロ銘柄なので、それ以外の指標で3選づつ選びました。
これらの銘柄は、それぞれ独自の風味と個性を持ち、幅広い麦焼酎ファンに支持されています。
初心者から焼酎ファンの方まで、多様な好みに合う銘柄を揃えました。
各銘柄のオススメの飲み方もご紹介します。
甘み、香り、口当たりといった特徴を理解し、自分にぴったりの麦焼酎を見つける手助けになります。
さらに、プレゼントにぴったりな飲み比べセットの提案もあるので、贈り物選びの参考にもなるでしょう。
ここを読めば、自分の好みに合った特別な一本と出会えるかもしれません。
麦焼酎の奥深い魅力をぜひご堪能ください。
美味しい焼酎FUN!!独自の焼酎の味わい指標について
当サイトの「美味しい焼酎FUN!!独自の焼酎の味わい指標」では、麦焼酎の味わいを独自の指標で分類し、それぞれの個性をわかりやすくお伝えしています。
自分の好みにぴったり合う麦焼酎を見つける参考にしてみてください。
(※スマホで観覧の場合スワイプすると表が動きます。)
かるフル系(甘口タイプ) | フルーティーな香りと味わいが特徴で、軽やかさが楽しめる本格麦焼酎です。 やさしい口当たりで、初めての方にもオススメです。 |
---|---|
かるそざ系(辛口タイプ) | 麦特有の香ばしさとしっかりした旨みが特徴の辛口タイプ。 香ばしさを楽しみながら、濃醇な味わいを感じたい方にぴったりです。 |
おもフル系 | 長期熟成による深みのあるフルーティーな味わいが魅力のタイプ。 まろやかな甘みと奥行きのある風味で、じっくりと楽しみたい方にオススメです。 |
おもそざ系 | 素材の個性と力強い味わいが特徴のしっかりした飲みごたえ。 麦の豊かな風味を感じつつ、重厚な味わいを楽しみたい方に最適です。 |
自分の好きな麦焼酎がどのタイプに分類されているかを確認すると、新たなお気に入りを見つけやすくなります。「美味しい焼酎FUN!!独自の焼酎の味わい指標」を参考に、好みの味わいに近い銘柄を探してみましょう。麦焼酎選びがより楽しくなるはずです。
なお、「絞り込み検索機能の使い方」で検索することで、美味しい焼酎FUN!!焼酎の味わい指標別に焼酎の銘柄を絞り込むことができます。
かるそざ系の本格麦焼酎3選
【麦焼酎】天盃酒造の「クラフトマン多田 2224」
福岡県と佐賀県、このふたつの地域から厳選された二条大麦を原料とし、独自に開発した蒸溜器にて常圧で2回蒸溜することにより、深みと洗練さを兼ね備えた本格麦焼酎です。
「Craftsman多田」シリーズは、食中酒としての独自の魅力を追求し、誕生しました。
この焼酎は、濃厚で力強い味わいの「キャンティブラウンタイプ」です。
このタイプは、脂の乗った魚や濃厚な肉料理、醤油や味噌などの日本の伝統的な調味料との相性が抜群です。
この焼酎の特徴は、10号酵母(別名:明利小川酵母)を使用していることです。
この酵母から生まれる独特の吟醸香と味わいが「キャンティブラウンタイプ」の個性が加わり、素材の良さと絶妙に融合しています。
また、ラベルのデザインは、油彩・版画・立体作品など、多岐にわたる創作活動で知られる日本を代表する芸術家 塚本猪一郎氏の手によるものです。
この焼酎は、その味わいだけでなく、ラベルの芸術性においても、まさに一級品です。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、麦焼酎 クラフトマン多田 2224のオススメの飲み方TOP3
3位:お湯割り
2位:水割り
1位:ロック
こんな人にオススメ
麦焼酎 クラフトマン多田 2224をネットをネットショップで詳細を見る
クラフトマン多田2224
酒造会社サイトの定価:¥1,815(税込)
【麦焼酎】藤居醸造の「トヨノカゼ」
地元千歳町の生産者と共に試行錯誤を重ね、2009年5月に誕生した本格麦焼酎です。
この焼酎は、「生産者の顔が見える安心感」を大切にし、地元有志によって栽培された麦焼酎に今まで使われてこなかった品種の裸麦「トヨノカゼ」を使用しています。
藤居醸造の地元、高畑地区の農業組合法人 高畑 の方々が、丹精を込めて育てたこの麦と麦麴を原料に、竹田名水を仕込み水に使用し、常圧蒸留で醸して造られています。
この焼酎の特徴は、通常3~6ヶ月かけて醸造されるプロセスを3ヶ月と短い期間で醸造しますが、麦の香りをふんわりと口中に広げ、まろやかな味わいを実現している点です。
二条麦と比べて、麦の香ばしい香りがより柔らかく、甘みが口の中に広がります。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、麦焼酎 トヨノカゼのオススメの飲み方TOP3
3位:水割り
2位:お湯割り
1位:ロック
こんな人にオススメ
今回この焼酎を飲んで欲しい人は、麦の爽やかな香ばしい麦の香りと味わいを楽しめる「大分むぎ焼酎 二階堂」が、この焼酎を飲んでも絶対に美味しいと感じると思います。
この焼酎を贈答品として贈るとしたら、前述したような麦の味わいを楽しめる麦焼酎の「中々」「高千穂 零」と一緒に、麦の香ばしさと味わいを爽やかに感じられる麦焼酎の飲み比べセットとして贈ると、絶対に喜ばれると思いました。
麦焼酎 トヨノカゼをネットをネットショップで詳細を見る
トヨノカゼ 900ml
酒造会社サイトの定価:¥1,210(税込)+酒造メーカーサイトは送料¥600~
Amazon評価:
トヨノカゼ 1.8L
酒造会社サイトの定価:¥2,310(税込)+酒造メーカーサイトは送料¥600~
Amazon評価:
【焙煎麦焼酎】研醸の「こふくろう」
厳選された大麦を丹念に焙煎し、麦麹と共に減圧蒸留法で醸してできた本格麦焼酎です。
この独特の製法により、大麦の持つ自然な特性が最大限に引き出され、非常に個性的な風味が実現されています。
その香ばしさと甘みで、どんなシーンでもその存在感を放ちます。
ぜひ一度、この深みのある焙煎麦焼酎をお試しいただき、その豊かな香りと味わいをご自身で確かめてください。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、焙煎麦焼酎 こふくろうのオススメの飲み方TOP3
3位:お湯割り
2位:ソーダ割り
1位:ロック
こんな人にオススメ
焙煎麦焼酎 こふくろうをネットをネットショップで詳細を見る
焙煎麦焼酎 『 麦こふくろう』 720ml
酒造会社サイトの定価:¥1,318(税込)
楽天評価:
焙煎麦焼酎 『 麦こふくろう』 1800ml
酒造会社サイトの定価:¥通常価格2,585(税込)
楽天評価:
かるフル系の本格麦焼酎3選
【麦焼酎】霧島酒造の「霧島ほろる」
奥深い味わいと深みある香りを造り出す「ふわり玄米」、フルーティーな香りをもたらす「エアリアル酵母」、華やかな香りを生み出す「紫陽花(あじさい)酵母」を使用。
すっきりした味わいの麦焼酎ではなく、ふくらみのある味わいと香りを追求した本格麦焼酎です。
霧島ほろるは、燻製料理や濃い味付けの料理との相性が抜群です。
麦の香ばしさは、ガーリックバター焼きや燻製などのバーベキューの定番メニューにぴったり。
なめらかな口当たりは、香ばしい味わいのおつまみとも相性が良く、スペアリブなどの濃い味付けの料理にも麦の余韻が心地よくマッチします。
ラベルのデザインにもこだわり、大麦を大きくあしらった背景に、夕風をイメージした曲線を重ねることで、自然な麦の余韻を表現。
中央の「ほろる」の文字は、やわらかく厚みがある優しさを感じる書体で味わいをイメージしました。
ラベル上部の箔の部分には、「エアリアル酵母」と「紫陽花酵母」を象徴する風と紫陽花が描かれています。
瓶も茶瓶を選ぶことで、デザインに統一感を持たせ、製品全体の魅力を引き立てています。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、麦焼酎 霧島ほろるのオススメの飲み方TOP3
3位:お湯割り
2位:ロック
1位:ソーダ割り
こんな人にオススメ
今回この焼酎を飲んで欲しい人は、麦焼酎ですが麦焼酎っぽくなく、フルーティー系に麦焼酎とも違う味わいなので、フレーバー系の芋焼酎のDEN-EN FLAVORシリーズや小鶴のフレーバー系の芋焼酎が好きな人は、この焼酎を飲んでも絶対に美味しいと感じると思います。
この焼酎を贈答品として贈るとしたら、前述したような芋焼酎が好きな人、普段愛飲しているフレーバー系の芋焼酎と、同じ原料を使っている米焼酎の「するる」と一緒に、フルーティーでフレーバーな味わいの焼酎の飲み比べセットとして贈ると、絶対に喜ばれると思いました。
麦焼酎 霧島ほろるをネットをネットショップで詳細を見る
霧島ほろる 900ml
希望小売価格:¥979(税抜)
Amazon評価:
霧島ほろる 1800ml
希望小売価格:¥1,844(税抜)
Amazon評価:
【麦焼酎】三和酒類の「いいちこスーパー」
厳選したオーストラリア産と国産の大麦および大麦麹を使用し、3つの異なる原酒をブレンドして造った本格麦焼酎です。
その特徴は、樫樽とシェリー樽でじっくりと熟成された3つの原酒を使用している点です。
香り豊かな「香りの原酒」、深い旨みを持つ「旨みの原酒」、そして長期貯蔵熟成された「スーパー原酒」を絶妙にブレンドすることで、さらに香り高く、味わい深い仕上がりとなっています。
飲みやすさと奥深いコクが両立しており、幅広いシーンで楽しめる逸品です。
ぜひ一度、その上質な味わいをお試しください。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、麦焼酎 いいちこスーパーのオススメの飲み方TOP3
3位:水割り
2位:ソーダ割り
1位:ロック
こんな人にオススメ
今回この焼酎を飲んで欲しい人は、普段麦焼酎の「いいちこ」を飲んでいる人は、この焼酎を飲んでも絶対に美味しいと感じると思います。
この焼酎を贈答品として贈るとしたら、普段すっきりした味わいの「いいちこ」を飲んでいる人に、「いいちこ日田全麹」「いいちこ空山独酌」「いいちこ長期熟成貯蔵酒」と一緒に、いいちこの飲み比べ4点セットとして贈ると、絶対に喜ばれると思いました。
麦焼酎 いいちこスーパーをネットをネットショップで詳細を見る
いいちこスーパー
希望小売価格:¥1,603(税込)
Amazon評価:
【麦焼酎】西吉田酒造の「つくし 白ラベル」
厳選されたオーストラリア産と日本産の麦および麦麹を使用し、伝統的な黒麹で造り上げたもろみを減圧蒸留で蒸留してできた本格麦焼酎です。
さらに、5年以上熟成した原酒を加えることで、柔らかな口当たりに仕上げた逸品です。
この焼酎は、白身魚のお刺身、塩焼きの焼き鳥、寄せ鍋など、あっさりとした食べ物と相性が抜群です。
軽やかな風味が食事を引き立ててくれます。
麦焼酎 つくし 白ラベルは、軽快でフルーティーな香りとキレの良さを楽しめます。
ぜひ、その上品な味わいをお試しください。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、麦焼酎 つくし 白ラベルのオススメの飲み方TOP3
3位:ストレート
2位:ロック
1位:ソーダ割り
こんな人にオススメ
今回この焼酎を飲んで欲しい人は、すっきりした味わいの麦焼酎の「いいちこ」や、麦チョコのような味わいの麦焼酎の「特蒸泰明」が好きな人が、別の味わいの麦焼酎を試したいと思ったときに飲むと、中間ぐらいの味わいなので、この焼酎を飲んでも絶対に美味しいと感じると思います。
この焼酎を贈答品として贈るとしたら、麦焼酎のつくしはシリーズ化しているので、「つくし 黒ラベル」「全麹つくし」「焙煎麦焼酎つくし」と一緒に、麦焼酎つくしシリーズの味わいの違いを楽しめる飲み比べ4点セットとして贈ると、絶対に喜ばれると思いました。
麦焼酎 つくし 白ラベルをネットをネットショップで詳細を見る
本格麦焼酎つくし白ラベル 25度 720ml
酒造会社サイトの定価:¥1,452(税込)+酒造メーカーサイトは送料全国一律¥1,100
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本格麦焼酎つくし白ラベル 25度 1800ml
酒造会社サイトの定価:¥2,640(税込)+酒造メーカーサイトは送料全国一律¥1,100
Amazon評価:
おもフル系の本格麦焼酎3選
【麦焼酎】天領酒造の「天真」
厳選したオーストラリア産の麦と米麴を使用して、吟醸造りのもろみを減圧蒸留機で蒸留し造られた本格麦焼酎です。
特徴は、シェリー酒の古樽で3年間長期貯蔵・熟成させることで、洋酒を思わす上質な香味を実現させた逸品です。
焼酎ソムリエ/焼酎焼酎コンシェルジュの金子が決めた、麦焼酎 天真のオススメの飲み方TOP3
3位:水割り
2位:ソーダ割り
1位:ロック
こんな人にオススメ
麦焼酎 天真をネットショップで詳細を見る
天真 麦 720ml
酒造会社サイトの定価:¥1,408(税込)+酒造メーカーサイトは送料¥750~
Amazon評価:
【麦焼酎】壱岐の蔵酒造の「IKIKKO DELUXE 25度」
麦焼酎発祥の地、500年の歴史をもつ壱岐の伝統技術を用い、大麦2/3(豪州産・国産)と米麹1/3(国産米)を用いて丁寧に仕込みました。
そして、低温発酵と減圧蒸留を経て、スペイン産シェリー酒の樽で熟成させた本格麦焼酎です。
特徴は、3年以上の長期熟成を木製容器で施すことで、独自の香りとマイルドながら深い味わい仕上げた長期貯蔵酒です。
この焼酎の魅力は、壱岐焼酎特有の米麹の旨みと、シェリーの香りが口の中で見事にシンクロし、心地良い飲み心地を提供します。
30周年を迎え、パッケージリニューアルを果たした「IKIKKO DELUXE 25度」は、壱岐麦焼酎「壱岐っ娘 デラックス25度」の新たな姿として、さらに洗練された印象を与えます。
とくに、天ぷらや唐揚げなどの揚げ物料理との組み合わせは抜群で、上品でマイルドな味わいが、料理の風味をいっそう引き立てます。
伝統的な製法に現代の技術を融合させた、深みと豊かな香りが楽しめる特別な麦焼酎です。
その独特な味わいを、ぜひご堪能ください。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、麦焼酎 IKIKKO DELUXE 25度のオススメの飲み方TOP3
3位:ストレート
2位:ソーダ割り
1位:ロック
こんな人にオススメ
今回この焼酎を飲んで欲しい人は、麦焼酎の長期貯蔵酒の「神の河」が好きな人や、長期貯蔵酒が好きな人は、この焼酎を飲んでも絶対に美味しいと感じると思います。
この焼酎を贈答品として贈るとしたら、長期貯蔵酒が好きな人に、壱岐焼酎の長期貯蔵酒の「壱岐スーパーゴールド22」「無一物」と一緒に、壱岐焼酎の長期貯蔵酒の飲み比べ3点セットとして贈ると、絶対に喜ばれると思いました。
麦焼酎 IKIKKO DELUXE 25度をネットをネットショップで詳細を見る
麦焼酎 IKIKKO DELUXE 25度 720ml
酒造会社サイトの定価:¥1,397(税込)+酒造メーカーサイトは送料¥600~
Amazon評価:
【麦焼酎】篠崎の「千年の眠り」
厳選した大麦と麦麴を使用して、原酒を常圧蒸留で2度蒸溜を行うことで、余計な雑味を取り除きクリアな香味に仕上げた本格麦焼酎です。
特徴は蒸留を行った後に、樫樽で4年以上長期貯蔵・熟成させることで、上品でマイルドな味わいに仕上げた逸品です。
「千年の眠り」という銘柄の由来は、蔵の近くに流れる九州一の大河筑後川の別称 千歳川にちなんで「悠久の流れのようにいつまでも呑んでいただける焼酎」という願いも込めて命名されたそうです。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、麦焼酎 千年の眠りのオススメの飲み方TOP3
3位:ソーダ割り
2位:お湯割り
1位:ロック
こんな人にオススメ
今回この焼酎を飲んで欲しい人は、普段食中酒として「田苑 金ラベル」を飲んでいる人や、「銀座のすずめ 琥珀」を好んで飲んでいる人は、この焼酎を飲んでも唸るほど、美味しいと感じると思います。
この焼酎を贈答品として贈るとしたら、長期貯蔵酒が好きな人や、前述したような上品な味わいと香りの長期貯蔵の麦焼酎が好きな人に、これ一本贈っても絶対に喜ばれると思いました。
麦焼酎 千年の眠りをネットをネットショップで詳細を見る
千年の眠り(麦)720ml
酒造会社サイトの定価:¥3,200(税込)+酒造メーカーサイトは送料は全国一律¥1,000
Amazon評価:
麦焼酎に関してのよくある質問と回答
麦焼酎に関して、よくある質問とその回答をまとめました。
これらの情報は、麦焼酎の選び方や楽しみ方を深めるのに役立ちます。
Q: ソーダ割りに合う麦焼酎の選び方は?
A: ソーダ割りにおすすめの麦焼酎は、香りが豊かでクリアな味わいのものです。
ソーダの炭酸が麦焼酎の香りを際立たせ、すっきりとした飲み心地が楽しめます。
フルーティーな香りや清涼感のある味わいを持つ麦焼酎が特に適しています。
とくに「かるフル系」「おもフル系」に分類される麦焼酎はソーダ割りにぴったりです。
Q: 高級麦焼酎を選ぶ際のポイントは?
A: 高級麦焼酎を選ぶ際には、原料の質や製造過程、熟成期間に注目しましょう。
手間をかけた製造方法や長期熟成の麦焼酎は、深みのある味わいと複雑な香りが楽しめます。
また、特別な麦や限定生産のものも高級感があり、ギフトとしても人気です。
た銘柄だと「百年の孤独」は人気の高いプレミアな麦焼酎でオススメです。
Q: プレゼントに適した麦焼酎は?
A: プレゼントには、珍しさや特別感のある麦焼酎がオススメです。
たとえば、限定生産や希少な麦を使った麦焼酎、またはボトルデザインが美しいものなどが喜ばれます。
相手の好みや飲み方を考慮して選ぶと、よりいっそう喜んでいただけるでしょう。
地域限定の地酒も、話題性があり人気の贈り物です。
まとめ
この記事では、2025年にぜひ試してみたい本格麦焼酎9選を紹介し、麦焼酎の選び方や楽しみ方を幅広くお伝えしました。
麦焼酎初心者からファンの方まで、すべての読者が自分に合った一本に出会えるよう、基礎から楽しみ方まで丁解説しました。
麦焼酎の基礎知識として、味や香りの違い、麦の種類や蒸留方法がもたらす影響を詳しく説明しました。
また、ストレート・ロック・水割り・お湯割りなどの基本的な飲み方に加え、カクテルや季節に合わせた飲み方など、多彩な楽しみ方のアイデアもご紹介しました。
さらに、食事とのペアリングや、シーンや好みに合わせた選び方ができるように工夫しています。
この記事を通じて、麦焼酎の豊かな世界を存分に楽しむための手引きとなり、最適な一本を見つける日常がより充実したものになることを願っています。