南国の自然が育む、本格黒糖焼酎は、甘い香りと深みのある味わいが特徴です。
奄美大島を含む南の島々で生まれたこの焼酎は、黒糖を使い独特な製法で醸されています。
種類の豊富にあり、初心者には難しいかもしれません。
そこでこの記事では、焼酎ソムリエ金子徹郎が2022年11月12日から2023年12月10日まで試飲した15銘柄の中から、とくにオススメの7銘柄を紹介します。
※「2022年オススメの黒糖焼酎12選!特徴・魅力や選び方をご紹介!」が2021年5月8日~2022年11月10日までに黒糖焼酎を実際に飲んで公開した記事だったので、2023年は2022年11月12日から飲んだ焼酎で選出しました。
この記事では、黒糖焼酎の基本的な特性と魅力を説明します。
歴史や文化的な背景にも触れ、深い味わいがどのように生まれるのかを探ります。
さらに、選び方に焦点を当てます。
麹の種類・蒸留方法・アルコール度数が味に与える影響を解説し、あなたに合う一本を見つける手がかりとなるでしょう。
次に、黒糖焼酎の楽しみ方を紹介します。
ストレート・ロック・水割り・お湯割り・カクテルとしての飲み方まで、さまざまな飲み方をお伝えします。
食事とのペアリングも提案し、黒糖焼酎と相性の良い料理を紹介します。
この記事を通じて、黒糖焼酎の深い魅力を理解し、あなたにぴったりのお気に入りを見つけましょう。
━ このページの目次 ━
黒糖焼酎の基本を知ろう!
黒糖焼酎は、黒糖特有の甘さと風味の深みで、多くの人々を魅了しています。
黒糖を主原料とし、太陽をたっぷり浴びたサトウキビから作られる黒糖が、黒糖焼酎の味わいのカギを握っています。
ここでは、黒糖焼酎の特徴と魅力を、初心者にもわかりやすくご紹介!
黒糖焼酎の製造には、お酒の発酵を助ける麹が重要な役割を果たします。
また、蒸留方法によっても味わいが異なります。
蒸留とは、アルコールを抽出する過程です。
これらの基本的な知識を理解することで、自分の好みに合った黒糖焼酎の選び方に役立つ知識を得れます。
そして、歴史的背景に触れることで、このお酒がどのようにして生まれ、どのように発展してきたかを知ることができます。
黒糖焼酎とは?その魅力と特徴
奄美群島発の特産品、黒糖焼酎。
主成分は黒糖で、甘い香りと豊かな風味が魅力です。
この地域特有のお酒は、自然の甘さを持つサトウキビから作られる黒糖で作られます。
その甘さが焼酎に深みと複雑な味わいを与えています。
製造過程では、伝統的な麹が重要な役割を果たします。
麹は黒糖の糖分をアルコールに変換し、独特の風味を生み出します。
蒸留方法によっても味わいが異なるのが特徴です。
一般的には、常圧蒸留と減圧蒸留の2種類があります。
常圧蒸留は強い香りと味わいを、減圧蒸留は軽やかで飲みやすい焼酎を生み出します。
黒糖焼酎は、25度から30度のアルコール度数が一般的です。
ストレート・ロック・水割り・お湯割りなど、さまざまな楽しみ方が可能です。
独特の甘さと香りが特徴で、食事とも良く合います。
奄美群島の伝統料理や魚介、肉料理との相性は抜群です。
黒糖焼酎の歴史と文化的背景
黒糖焼酎、その歴史は奄美群島の深い文化に根差しています。
鹿児島県の奄美大島・喜界島・徳之島・沖永良部島・与論島には、27の蔵元が存在し(2023年12月時点)で黒糖焼酎を造っています。
日本の酒税法では、ラムに分類される黒糖焼酎。
しかし、以下の2つの条件を満たすと、特例として黒糖焼酎の製造が認められます。
- 米麴の併用。
- 奄美群島区内での製造。
奄美群島でのみ黒糖焼酎が造られる理由は、その歴史にあります。
1610年(慶長15年)、サトウキビ栽培の祖、直川智氏が中国から帰郷。
帰国後、サトウキビ栽培と精糖技術を広めました。
江戸時代、薩摩藩士の名越左源太氏が、「南東雑話」に焼酎造りを紹介。
サトウキビから作られる「留汁焼酎」も造られていましたが、当時、黒糖は薩摩藩が専売していたため、その焼酎造りは禁止されていました。
1946年(昭和21年)、奄美諸島がアメリカ軍の統治下に。
本土との流通が制限され、米の不足と黒糖の余剰が黒糖焼酎造りの始まりに繋がります。
1953年(昭和28年)、奄美諸島の本土復帰。
本土復帰に伴い、日本の酒税法が適用されることに。
しかし、焼酎の原料として糖類を使うことは禁止されており、黒糖焼酎はスピリッツ類に分類され、高い酒税が課されることに。
経済的に厳しい状況の中、大島酒造業組合が政府に陳情。
「米麴を併用し、奄美群島区内で製造する」ことを条件に、特例として黒糖焼酎の製造が認められるようになりました。
黒糖焼酎とラムとの違い
ラム酒を造るときの原料のサトウキビを圧搾し、ろ過・発酵・糖焼酎とラムの違いについて解説します。
これらふたつのお酒は、原料にサトウキビを使用している点では似ていますが、製造過程において重要な違いがあります。
ラム:サトウキビのエッセンスを活かす製法
ラムは、サトウキビのジュースを圧搾し、ろ過・発酵・蒸留を経て熟成させて造られます。
製造には、サトウキビのエッセンスを最大限に引き出すための技術が用いられています。
黒糖焼酎:米麴を用いる独特の製法
黒糖焼酎の製造には、サトウキビを原料として使用しつつ、米麴を使用して発酵させる点が特徴です。
この米麴の使用により、黒糖焼酎は独自の風味と味わいを持つお酒に仕上がります。
黒糖焼酎とラムは、原料のサトウキビを共有しながらも、その製造方法と発酵における違いにより、まったく異なる特性を持つお酒として楽しまれています。
黒糖焼酎は米麴を用いることで、独特の風味と味わいを生み出し、ラムはサトウキビのエッセンスを最大限に活かしています。
黒糖焼酎の選び方
黒糖焼酎を選ぶ際、独特の風味と香りは重要なポイントです。
黒糖焼酎は製造過程や原料によって、さまざまな味わいが生まれます。
まず、麹の種類に着目。
麹は発酵を助ける微生物で、黒麹や白麹などがあります。
それぞれが異なる風味を生み出します。
蒸留方法も選び方の重要な要素です。
常圧蒸留は力強い味わい、減圧蒸留はまろやかな味わいを生み出します。
アルコール度数も重要です。
高い度数は濃厚な味わい、低い度数は飲みやすさをもたらします。
自分の好みや飲み方に合わせた選び方が大切です。
麹の種類によって変わる味わい
黒糖焼酎は、麹の種類によって独特の味わいが変わります。
黒麹と白麹が主流で、それぞれが異なる風味と香りを生み出します。
(※スマホで観覧の場合スワイプすると表が動きます。)
黒麹:深みのある芳醇な風味 | 黒麹を使用した黒糖焼酎は、伝統的な製法で造られ、香りと味わいは深く力強いです。 特有の甘みとコクがあり、風味豊かな味わいを楽しめます。 |
---|---|
白麹:軽やかですっきりした風味 | 白麹を用いた黒糖焼酎は、マイルドで、すっきりした味わいが特徴です。 軽やかな口当たりと爽やかな香りが、飲みやすさを演出します。 |
麹の種類による違いを理解することは、黒糖焼酎選びにおいて非常に重要です。
濃厚な味わいを求める方は黒麹、軽やかな飲み心地を好む方は白麹がオススメです。
この情報を参考に、あなたの好みに合った黒糖焼酎を見つけてください。
麹の種類に着目することで、黒糖焼酎の多様な味わいをより深く楽しめるでしょう。
蒸留方法の違いと味の特徴
黒糖焼酎の味わいに影響を与える重要な要素のひとつが蒸留方法です。
「常圧蒸留」と「減圧蒸留」のふたつの方法は、それぞれ異なる味の特徴を持っています。
常圧蒸留:力強い香りと深い味わい
この方法で作られる黒糖焼酎は、高温で蒸留されることにより、力強い香りと深みのある味わいが特徴です。
黒糖の豊かな風味が際立ち、味にコクとキレが感じられます。
とくにストレートやロックで飲むと、その力強い味わいを堪能できます。
減圧蒸留:繊細な香りとまろやかな味わい
低温で蒸留される減圧蒸留は、黒糖焼酎に繊細でフルーティーな香りとまろやかな味わいを与えます。
黒糖の甘みが際立ち、飲みやすいのが特徴です。
水割りやお湯割り、カクテルなどの飲み方で、その繊細な風味がより引き立ちます。
これらの蒸留方法による味の違いを理解することで、自分好みの黒糖焼酎を見つけることができます。
アルコール度数による飲み方の違い
黒糖焼酎選びの大きな要素として、アルコール度数が挙げられます。
度数によって、味わいの特性や最適な飲み方が異なります。
低アルコール度数:マイルドで飲みやすい
25度前後の低アルコール度数の黒糖焼酎は、マイルドで飲みやすさが特徴です。
とくに初心者や軽やかな飲み口を好む方にオススメです。
ストレートやロックでそのまま楽しむと、黒糖の風味が際立ちます。
水割りやお湯割りにすることで、まろやかさが増し、食事との相性も抜群です。
高アルコール度数:濃厚な味わい
30度以上の高アルコール度数の黒糖焼酎は、濃厚で深い味わいが楽しめます。
ストレートやロックで飲むと、黒糖の力強い風味を感じることができますが、アルコール感が強く、初心者には少々刺激的かもしれません。
そのため、水割りやお湯割りにすると、アルコールの刺激が和らぎ、より飲みやすくなります。
アルコール度数を考慮して、自分に合った黒糖焼酎を見つけることがでるでしょう。
それぞれの特徴を理解し、黒糖焼酎の豊かな味わいを存分に楽しんでみてください。
黒糖焼酎の多彩な楽しみ方
黒糖焼酎の楽しみ方は、豊かな風味とさまざまな飲み方によって、多くのシーンで楽しむことが可能です。
ここでは、黒糖焼酎の魅力を引き出すさまざまな飲み方をご紹介!
ストレートやロックで飲むと、黒糖由来の甘みと香りが際立ちます。
焼酎本来の味わいを楽しめます。
水割りやお湯割りにすると、風味がまろやかになり、飲みやすくなります。
お湯割りは、味わいにやわらかさを感じ深みが増します。
寒い季節に体を温めるのも最適です。
また、黒糖焼酎はカクテルのベースとしても優れています。
フルーツジュースやソーダ水と組み合わせると、さっぱりとした飲み口のカクテルが楽しめます。
とくに焼酎初心者や、普段お酒をあまり飲まない方にもオススメです。
ここを読むことで、黒糖焼酎のさまざまな楽しみ方を知ることができます。
それぞれの飲み方によって異なる黒糖焼酎の魅力を発見し、自分に合った飲み方を見つけてください。
ストレート・ロックでの黒糖焼酎の楽しみ方
黒糖焼酎の真髄を味わうには、ストレートやロックが最適です。
黒糖焼酎特有の風味と香りをダイレクトに感じることができます。
ストレート:黒糖焼酎の深い味わいと香りを堪能
ストレートは、黒糖焼酎の深い味わいと香りが際立ちます。
黒糖由来の自然な甘みと、熟成から生まれる複雑な香りが口の中で広がります。
焼酎本来の豊かな風味を、存分に楽しめます。
ロック:時間と共に変化する味わいを楽しむ
ロックは、時間の経過とともに変化する味わいが魅力です。
氷が溶ける過程で、黒糖焼酎の強い風味からまろやかさへと変化していきます。
時間と共に変わる黒糖焼酎の味わいをじっくりと味わえます。
黒糖焼酎の水割り・ソーダ割り・お湯割り・カクテルレシピ
黒糖焼酎は、水割り・お湯割り・カクテルとしてのさまざまな楽しみ方ができるのが魅力です。
黒糖焼酎の特性を異なる角度から引き出し、いろいろなシチュエーションや好みに合わせて楽しめます。
水割り:優しい甘みと香りを引き立てる
水割りは、黒糖焼酎の甘みと香りを優しく引き立てます。
基本的な割合の「焼酎:6、水:4」で水で割ることです。
冷たい水を使うと、より爽やかな味わいが楽しめます。
ソーダ割り:爽快感を加えた黒糖焼酎の楽しみ方
ソーダ割りは、黒糖焼酎に爽快感を加えるスタイルです。
焼酎と炭酸水の定番な割合は「焼酎:1、ソーダ水:2」です。
暑い日にぴったりのリフレッシュドリンクになります。
お湯割り:深い味わいを引き出す飲み方
お湯割りは、黒糖焼酎の深い味わいを引き出します。
飲み方のポイントは先にお湯を入れて後から焼酎を入れることです。
ゆっくりと香りを楽しみながら飲むのが良いでしょう。
寒い日に体を温めるのに最適です。
※さらに詳しく本格焼酎の基本的な詳しい飲み方を知りたい方は「焼酎の基本的な6つの飲み方」の記事を参照ください。
カクテル:トロピカルな味わいを楽しむ
黒糖焼酎はカクテルベースにも最適です。
レモンジュースやライムジュースを加えると、トロピカルな味わいのカクテルが完成します。
ミントやフルーツを加えると、見た目にも鮮やかなドリンクになります。
黒糖焼酎と抹茶のカクテル
抹茶の独特な香りと黒糖焼酎のまろやかなコクが組み合わさった、和風のカクテルです。
【材料】
- 黒糖焼酎:45ml
- 粉末抹茶:適量
- 水:150ml
- 氷:適量
【手順】
- グラスに氷を入れます。
- グラスに水を入れます。
- 粉末抹茶を入れて混ぜます。
- 黒糖焼酎も入れて混ぜたら完成です。
黒糖焼酎と牛乳のカクテル
まろやかで飲みやすい味わいで、甘めのお酒が好きな人にオススメです。
【材料】
- 黒糖焼酎:45ml
- 牛乳:適量
- 砂糖:適量(お好みで)
【手順】
- グラスに黒糖焼酎を注ぎます。
- 牛乳を加え、好みで砂糖を適量加えて混ぜます。
黒糖焼酎とパッションフルーツのカクテル
南国ムードたっぷりのトロピカルな味わいで、パッションフルーツの酸味がアクセントになっています。
【材料】
- 黒糖焼酎:45ml
- パッションフルーツ:1個
- 氷:適量
【手順】
- グラスに氷を入れ、黒糖焼酎を注ぎます。
- パッションフルーツを半分に切り、果汁を絞って加え、ステアして完成です。
黒糖焼酎と料理のペアリング提案
焼酎の楽しみ方のひとつに、料理とのペアリングがあります。
とくに黒糖焼酎は、独特な風味を活かしたペアリングで、魅力を最大限に引き出すことができます。
黒糖焼酎は、甘みとコクが特徴で、さまざまな料理と相性が良いです。
沖縄料理やスパイシーなアジア料理との組み合わせは、互いの味を引き立て合います。
シンプルな焼き魚や炙り料理とも良く合い、食事の味わいを豊かにします。
チーズやナッツなどの軽食とのペアリングもオススメです。
黒糖焼酎の甘みと香りを引き立て、カジュアルな飲み会や小規模な集まりに最適です。
食事との組み合わせによって、新たな発見を得ることができるでしょう。
食事との相性
単独で楽しむ黒糖焼酎も素晴らしいですが、料理との組み合わせで新たな味わいの世界が開かれます。
料理と焼酎のペアリングは、食事をより楽しいエンターテインメントに変えます。
私は飲食店でのバイト経験と厨房での修業を通じて料理の技術を磨いてきました。
ここでは焼酎ソムリエ/焼酎焼酎コンシェルジュが趣味で研究している料理の中から、黒糖焼酎にあう料理を簡単にお伝えします。
この情報を通じて、あなたの黒糖焼酎体験が豊かになることを願っています。
甘いタレや照りのある和食との組み合わせ
黒糖焼酎は、甘いタレや照りのある和食料理と相性が良いです。
たとえば、タレをたっぷり使った焼き鳥や香ばしい豚肉の生姜焼き・ブリの照り焼き・豚こま団子の中華風照り焼き・鶏の照り焼きなどは、黒糖焼酎の甘みを引き立てます。
油分の多い中華料理との相性
黒糖焼酎は、油分の多い中華料理とも非常に相性が良いです。
こってりとした酢豚・風味豊かな北京ダック・香ばしい北京風羊肉の焼肉・豚肉と厚揚げの中華炒めなど・濃厚な中華料理の味わいを、黒糖焼酎がすっきりと引き締めます。
洋風料理とのマッチング
「和製ラム」とも称される黒糖焼酎は、洋風料理との相性も抜群です。
チーズフォンデュ・クリーミーなカルボナーラ・フレッシュなトマトとモッツァレラチーズのカプレーゼなど、日本酒とは異なるマッチングで新しい味わいの発見があります。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュが実際に飲んでオススメする本格黒糖焼酎10選
焼酎ソムリエの金子徹郎が2022年11月12日から2023年12月10日までに試飲した15銘柄の中から、とくにオススメの7銘柄を紹介!
選ばれた銘柄は「美味しい焼酎FUN!!独自の焼酎の味わい指標」を基に、かるフル系・かるそざ系・おもフル系の中から厳選しました。
かるフル系は1銘柄のみですが、芳醇な香りと華やかさが際立っていて、とても美味しかったので選出しました。
実際の試飲体験を基に、各銘柄のオススメの飲み方を紹介します。
どのような人に、どの銘柄で飲み比べセットとしてプレゼントすると良いかということも、提案いたします。
それぞれの銘柄の特徴を理解し、自分やプレゼント先の方に合った一本を選ぶ参考にしてください。
美味しい焼酎FUN!!独自の焼酎の味わい指標について
当サイトの「美味しい焼酎FUN!!独自の焼酎の味わい指標」で米焼酎の味を分類すると、以下のような味わいの違いに分類されます。
(※スマホで観覧の場合スワイプすると表が動きます。)
かるそざ系 | 黒糖の甘い香りと、濃醇な旨みを楽しめる本格黒糖焼酎 |
---|---|
かるフル系 | 香りにくせがなく、まろやかで軽やかな甘い味わいを楽しめる本格黒糖焼酎 |
おもフル系 | 長期貯蔵の深い味わいを楽しめる本格黒糖焼酎 |
おもそざ系 | 飲みごたえがあって素材の味と個性を楽しめる本格黒糖焼酎 |
自分の好きな本格米焼酎の銘柄の記事にある「美味しい焼酎FUN!!独自の焼酎の味わい指標」を見て、そのタイプの本格米焼酎を探すことで、自分の好きなタイプの本格米焼酎に出会う確率が上がります。
かるフル系の本格黒糖焼酎1選
【黒糖焼酎】弥生焼酎醸造所の「碧い海」
厳選した黒糖を原料に、芳醇な香りと深く丸みある旨味を引き出すために、黒糖焼酎では珍しい黄麹を使用した本格黒糖焼酎です。
かめ壺貯蔵をした原酒とブレンドすることで、ワンランク上のまろやかで上品な味わいに仕上げた逸品です。
青のフロストボトルで奄美の海を表現しました。
奄美の海のように綺麗な、碧い海色の容器は、女性に大変人気が高いです。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、黒糖焼酎 碧い海のオススメの飲み方TOP3
3位:お湯割り
2位:水割り
1位:ロック
こんな人にオススメ
この焼酎を贈答品として贈るとしたら、「れんと(Lento)」のようにスッキリした味わいの黒糖焼酎が好きな人に、「ネリヤカナヤ」「はなとり」と一緒にスッキリした黒糖の味わいの飲み比べ3点セットで贈ると、絶対に喜ばれると思いました。
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かるそざ系の本格黒糖焼酎3選
【黒糖焼酎】西平本家の「わのらむ」
蔵に伝わる伝統製法である、半麹三段仕込み製法で醸し樫樽貯蔵した原酒と、黒麹製の黒糖焼酎をブレンドして造られた本格黒糖焼酎です。
日本のラムともいえる、深い味わいと芳醇な香りを備えた逸品です。
爽やかな香りと味わいは、たいへん美味しく飲みやすく、女性の方にもオススメの味わいです。
ラベルのデザインは、ユニークなタイポグラフィを用いた広告やパッケージデザインで有名な浅葉 克己 氏が手掛け、お洒落でモダンな佇まいに仕上がりました。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、黒糖焼酎 わのらむのオススメの飲み方TOP3
3位:ストレート
2位:ソーダ割り
1位:ロック
こんな人にオススメ
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わのらむ 乙類25° 奄美黒糖焼酎 箱入り 720ml
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【黒糖焼酎】西平本家の「氣」
厳選した黒糖を原料に、白麴を使用した伝統的なカメ仕込みと蔵独自の三段仕込みを行い、素材の味わいを引き出すため常圧蒸留で醸して出来た本格黒糖焼酎です。
造り出した原酒を2年以上貯蔵熟成させているので、上質なまろやかな味わいに仕上がっている逸品です。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、黒糖焼酎 氣 白麴仕込みのオススメの飲み方TOP3
3位:お湯割り
2位:ソーダ割り
1位:ロック
こんな人にオススメ
この焼酎を贈答品と贈るとしたら、黒糖が好きな人に「朝日」「れんと(Lento)」と一緒に、黒糖焼酎の味わいの違いの飲み比べセットとして贈ると、絶対に喜ばれると思いました。
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【黒糖焼酎】喜界島酒造の「由羅王」
厳選した黒糖を原料に、珊瑚礁の地下水から湧き出る硬水を仕込み水にして、素材の味わいを引き出すために常圧蒸留で醸して出来た本格黒糖焼酎です。
1年熟成酒をベースに、5年の古酒をおよそ40%ブレンドすることで、熟成酒独特の芳醇でまろやかな口あたりを実現した逸品です。
ラベルに記載されている【咲酒(ゑぐし)】とは、「飲めば微笑まずにはいられないほどの旨い酒!」という意味があります。
銘柄の【由羅王】は、島の方言で 「皆で集い語らう」という意味を持つ「ゆらう」から命名されました。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、黒糖焼酎 由羅王のオススメの飲み方TOP3
3位:ソーダ割り
2位:お湯割り
1位:ロック
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おもフル系の本格黒糖焼酎3選
【黒糖焼酎】奄美酒類の「瑠璃色の空」
厳選した黒糖を原料に、創業から受け継がれてきた拘りの常圧蒸留で醸し、3~4年以上長期貯蔵・熟成さえて造った本格黒糖焼酎です。
黒糖焼酎では珍しい黒麹仕込みすることで、柔らかなで濃厚な味わいに仕上げています。
焼酎ソムリエ/焼酎コンシェルジュの金子が決めた、黒糖焼酎 瑠璃色の空のオススメの飲み方TOP3
3位:水割り
2位:お湯割り
1位:ロック
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【黒糖焼酎】奄美大島開運酒造の「あまみ六調 白ラベル」
厳選した黒糖と米麴を使い、奄美最高峰の湯湾岳(ゆわんだけ)が育む伏流水を仕込み水に使用。
素焼きのかめ壷で仕込んだもろみを常圧蒸留して、長期貯蔵・熟成させ深い味わいに仕上げた本格黒糖焼酎です。
銘柄の「あまみ六調」というネーミングの由来は、奄美の祝宴では黒糖焼酎を嗜みながら、祝宴の終わりを飾る行事として、三味線(さんしん)や太鼓(ちぢん)の演奏に合わせて六調を踊るという文化があります。
奄美の文化が後世に伝わることに願いを込めて命名されました。
ラベルのデザインに、鶴や亀など「めでたい」事柄をピクト化することで「奄美の祭りやお祝事では欠かせない焼酎」を目指している焼酎です。
焼酎ソムリエ/焼酎焼酎コンシェルジュの金子が決めた、黒糖焼酎 あまみ六調 白ラベルのオススメの飲み方TOP3
3位:水割り
2位:ソーダ割り
1位:ロック
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あまみ六調(ろくちょう)白ラベル 1800ml 20度
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【黒糖焼酎】奄美大島酒造の「高倉」
厳選した黒糖と米麹(タイ産米)と、奄美大島でもっとも美味しいと言われる竜郷町(たつごうちょう)の自然水「 ジョウゴの水」を地下120mから汲みあげて仕込み水・割り水として使用し、常圧蒸留で醸して出来た本格黒糖焼酎です。
特徴は減圧蒸留で40度以上の厳選された原酒を、ステンレス製のタンクに3年間長期貯蔵・熟成させてまろやかさを生み出します。
さらに、6か月間樫樽で貯蔵してコクある旨みに仕上げたこだわりの逸品です。
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黒糖焼酎に関してのよくある質問と回答
Q1: 黒糖焼酎は奄美大島だけの特産品ですか?
A1: 奄美群島での戦後復興時、黒糖酒を焼酎として扱うことが提案されました。
政府は、米麹の使用と奄美諸島での単式蒸留を条件に、奄美群島限定で製造を認めました。
それ以降、奄美群島の特産品として黒糖焼酎は広く愛されています。
Q2: 黒糖焼酎のとくにオススメの銘柄は?
A2: 黒糖焼酎にはさまざまな銘柄があり、それぞれユニークな特徴を持っています。
すっきりした黒糖の味わいの「れんと」、黒糖の濃厚な味わいを楽しめる「朝日」はは定番の黒糖焼酎なので人気です。
選ぶ際は、「美味しい焼酎FUN!!独自の焼酎の味わい指標」を調べて、自分が飲んでいる焼酎と同じ指標の焼酎を選ぶことをオススメします。
Q3: 黒糖焼酎の高級品とは?
A3: 黒糖焼酎の高級品は、選び抜かれた原料・熟練の蒸留技術・長期熟成によって決まります。
味の複雑さ・深み・豊かな香りが特徴です。
古酒の風味と香味に磨きがかかった最上級品の「水連洞 秘蔵酒」や長期貯蔵酒の「里の曙 GOLD」などが高級な黒糖焼酎の例です。
まとめ
この記事では、2023年にオススメの黒糖焼酎7選を紹介し、それぞれの特徴や魅力、選び方について詳しくお伝えしました。
記事の内容は、初心者から黒糖焼酎ファンまで幅広く楽しめる内容を意識しました。
まず、黒糖焼酎の基本知識、独特な風味を掘り下げました。
黒糖の甘みと香りが生み出す特有の風味は、他の焼酎にはない魅力です。
さらに、奄美大島を中心とした黒糖焼酎の歴史と文化的背景にも触れました。
次に、黒糖焼酎の選び方に焦点を当てました。
麹の種類や蒸留方法、アルコール度数と飲み方の関係など、選ぶ際のポイントを詳述しました。
さらに、黒糖焼酎の楽しみ方も探求しました。
ストレート・ロック・水割り・お湯割り・カクテルのアレンジ方法など、さまざまな楽しみ方を提案しました。
また、食事とのペアリングについても紹介し、相性の良い料理を提案しました。
この記事を通じて、黒糖焼酎の奥深い世界を感じていただければ幸いです。